こんにちは。高木です。
朝晩の気温差が大きく、何を着て外に出ればいいのか悩む季節になりました。朝、薄着で出掛けたものの夜寒さで凍えるような思いをする事もあります。
お家の中も同様で、暑くて寝苦しい、寒くて目が覚めた、部屋ごと室温差が激しいなど、外気の影響を受けて室内環境が変わってきます。特に住宅性能の低いお家でそれが顕著にあらわれます。
住宅性能の高い低いは大まかに言うとサッシの種類、断熱材のグレードと厚さ、そして建物の気密性によって評価されます。
特に断熱材の施工不良は暑い寒いに直結するだけでなく、壁内結露を生じさせる一因になったりするので施工精度の求められる工事になります。
これは現在進行中の新築住宅の断熱工事の写真です。柱と柱の間に高性能グラスウールを充填しています。よく見ると柱の表面よりグラスウールが盛り上がっているのが分かるでしょうか。これは将来的に柱の木材が反ったり動いた際に隙間が生じないようにテンションを掛けた形で納めています。
これが全体写真です。気持ち良いくらい隙間なく断熱材が充填されています。この精度を出す為に、弊社では断熱材施工の専門業者に工事を依頼しています。見える部分をしっかり造るのは当然ですが、お家づくりにおいては見えなくなる部分だからこそ、しっかりとした施工が必要だと考えているからです。
断熱材の充填が終わると、今度は気密工事に進んでいきます。このようにちょっとした隙間もしっかりと処理をした上で気密検査を行い、更に隙間を埋めていきます。気密性能を表す数値をC値と言いますが、弊社では0.1〜0.2で推移しています。これはちょっとした自慢です。職人さんたちの技術の高さを表しているからです。とても大事な指標になりますのでまたの機会にご紹介したいと思います。