こんにちは。高木です。
今日はお引渡し直前の物件の内装について書いてみます、

お施主さまのTさまとはお打ち合わせを重ねて、丁寧な暮らし方をされている方だなという印象を持ちました。
またその際に古道具・家具を集めていることもお聞きしていましたので、それらを頭に入れながらの設計になりました。

この物件で設計の核にしたのはキッチンとダイニング、そして中庭です。
料理をしながらお客さんとおしゃべりをしたり、中庭にあるシンボルツリーを眺めてみたり。
Tさんの家族構成を考えると、家の中心にキッチンがあると暮らしやすいのではないかと考えていました。

そんな空間を彩るのが、漆喰や無垢の床材、カーテンやクッションなどのファブリックや家具です。
今回の物件は壁・天井が漆喰、床が杉の無垢材で、キッチンは無印のステンレス製です。
自然素材を選ぶと落ち着いた色味になりがちなので、家具やカーテンで差し色を入れると空間のアクセントになります。

今回はベンチのクッションを差し色としてスウェード調の赤い生地を選びました。
真っ赤ではなく、くすんだ赤がポイントです。古い家具との相性も考えました。
写真で見ると一目瞭然なのですが、この赤が入ることによって空間が一気に明るくなります。

その一方で、赤の分量や他の色とのバランスを誤ると雑多な雰囲気になってしまうので要注意です。
その辺りの塩梅は私たちにお任せください。

写真にあるような、オリジナルのクッション製作も承りますので是非ご相談ください。