5層の階層からなる少しレトロな「朝陽に包まれる趣味の家」
ご結婚をきっかけに新居を構えることにしたMさん。ご夫婦ともに勤務地に通いやすく、海が近いながらも水害の心配もない松島町の高台のエリアに土地を買い求めました。「私自身、釣りが趣味。海なし県で育ったこともあり、海の近くに住むのが夢だったんです」とご主人は話します。
negla設計室のことは住宅雑誌を通して知り、使用している材料や内装の雰囲気に惹かれたそう。「見学会にも足を運び、私たちの理想に近いと思ったので、お願いすることにしました」。
ご主人がイメージしていたのは、「やや古めかしく、かといってアンティーク過ぎない家」。それを形にした新居は、グレーを基調にえんじ色を差し色に使った外観にもレトロな趣が漂います。ラワン合板を大胆に貼った室内の壁や天井もまた、ご主人が「どことなく昭和な雰囲気」と感じているポイント。漆喰と迷いつつ、予算の兼ね合いもあってラワン合板を選択したそうですが、結果的に大正解だったと語ります。
間取りにも工夫が満載です。ご夫婦の「LDKを大きく」という希望を叶えるため、2階建ての空間に5層のフロアが設けられました。1層目となるキッチンは床面をリビングダイニングより1段低くすることで空間を緩やかに分け、2層目のリビングダイニングは一部を吹き抜けにして開放感を演出。3層目となる2階西側のエリアと4層目となる2階東側のエリアは渡り階段で結び、さらにその上部に5層目となるロフト空間を載せています。
お住まいになって約1年。ご主人は、「夫婦それぞれの趣味部屋をつくってもらったのでお互いに趣味の時間を楽しんでいます。何より寒がりなので冬を暖かく過ごせるのが嬉しいです」と心地よさを実感しているご様子。個性あふれるスキップフロアの空間は、共に暮らす愛猫にも好評だそうです。「私たちのこだわりに、neglaさんのプロ目線での提案をミックスしていただき、イメージ通りの家になりました」と喜びいっぱいのMさんご夫婦です。
種別
戸建新築
延床面積
95.87㎡
敷地面積
214.28㎡
竣工年月
2021年9月 竣工
床材
1階 ナラ 2階 杉
外壁
窯業系サイディング リシン吹付塗装・屋久杉板張
内壁
ラワンベニヤ・自然系クロス
サッシのグレード
樹脂サッシ
換気設備
3種
冷暖房設備
エアコン
屋根
ガルバリウム鋼板
UA値
0.54
C値
0.1